今年は世界的に暮らし向きの変化もあり、休日の過ごし方も変わってきているように思いますが
じっくりと何かに打ち込む時間としては、案外と悪くないのかもしれません

ひとたびデッサンを始めれば時間はすぐに足りなくなるものです。
ガラス瓶と花瓶のデッサンです。
他のモチーフを排してシンプルに瓶の質感描写に挑戦する意欲的な題材です。
ガラスのような透明なモチーフは、見れば見る程気づいていなかった反射や写り込みが見えてくるので
しっかり腰を据えて取り組む価値のあるデッサンといえます。
こちらの紙風船はどうでしょうか。
細かいシワは頑張れば描けそうですが、色の表現には気を付ける必要があります。
試しに、デッサンと同じように画像を白黒にしてみましょう。
全て原色に近い鮮やかな色で構成されていますが、白と黄色は明るく、青と緑はかなり暗くなりました。
また、赤はその二色よりは明るく見えますが、それでも黄色と比べればかなり暗いのが分かります。
知識として覚えてしまってもいいですが、今、肉眼で見えている色は明るいのか暗いのか
彩度に惑わされずに観察する様にするのが、上達の近道ですね

デッサンは他のどんな画材にも通じる『モノの見方』の練習です。
時間のあるうちに、コツコツ実力を磨いておきましょう
