クラシックな静物画を描いている生徒さん。
本制作の前に、まずは別紙のデッサンで構図や配置バランスを決めて行きます。
この段階で、主役になるモチーフや余白の割合なども決めていけるのが理想です

デッサンである程度制作の手応えを得られたら、色を使った本番の描き始めです

こちらは下書きを最小限に抑えて、それぞれのモチーフの位置が分かる程度で十分。
後から絵の具をのせていくときに濁ったり邪魔にならないよう、余分な線は事前に消しゴムで整理してから絵の具に入りましょう

一度デッサンを挟むのは、見方によっては二度手間でもありますが、モチーフへの理解を深めつつ構図を確定するという意味でとても重要なステップになります。
世の中には、油絵を一点描く準備の為に水彩や油絵で何度もドローイングする方もおります。
そこまではしないまでも、しっかりと下準備をしてから描き始める事は完成度を高める一つの方法ですので、時間をかけられる時にはぜひ試してみてくださいね




