気づけばあっという間に今年も年末。皆さまいかがお過ごしでしょうか

教室は今年もクリスマスモードです



そろそろ筆納めとなる生徒さん達の進行具合を今週ものぞいてみましょう!
旅先で偶然出会ったという、清々しい田畑と小川の風景

写真を元に、水彩画で作品にしていきます。
風景画を続けている生徒さんをみていると、景色や空を眺めるときの感覚が「美しい」「きれい」だけではなく、「画になる」と言う新たなアンテナを張りながら日々生活しているのがよくわかります。
現地でいーぜるとたててスケッチする訳ではなくとも、世界を見る目は確実に立派な絵描きになっていますね

水彩色鉛筆によるこちらの作品は、画材やジャンルを限定していない当スクールでもめずらしい「完全」想定作品です。
普通のデッサンなどと違い、モチーフも参考にできるものもないので描けと言われて描けるものではないですが、興味があれば一度挑戦してみましょう。
自分がどのような絵を描きたいのかを終始考え続ける羽目になるので結構大変だと思います



また、どこで完成とするかも通常の作品より難しいところです。なんとなく終わりにするのではなく、どちらかと言えば描き過ぎてしまった、と言うくらいまで手を入れた方が次に繋がるでしょう。
自由に描くと言うのは子供さんなら簡単にやってのけてしまいますが、、我々も自分の感覚を信じて、作品世界をどんどん広げていきたいですね

最後は紙風船を描いた作品。
今回は立体の理解を深める目的で描いていきましたが地面に落ちた影も含めてスッキリとまとまった良作となりました。
特徴的な色彩の縞模様が歪むことで、柔らかい質感と形がよく表現されています。
実は製作途中を見てもう少し紙の硬さも出るといいかな、などと講師としては思っていたのですが、こちら何度か萎ませて既に柔らかくなっている紙風船のようでした。
モチーフの状態も含めてよく観察できていると言う意味でも、やはり良作と言えますね
