2021年04月30日

絵画のパースB

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今回も、絵画のパースについて見ていきましょうかわいいかわいい




■ 俯瞰(ふかん)とあおり


今回はアイレベルについて考えます。


アイレベルというのは視点の“高さ”のことで、対象を見上げているのか、もしくは見下ろしているのかを表します。


例えば、上の写真ではキューブと円柱を見下ろしていることがわかるかと思います。これが俯瞰構図。


上の面が見えているのでわかりやすいですねひらめき


今回は円柱に注目してみましょう。



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今度は見上げてみました。これが“アオリ”です。


円柱の上面の円が見えなくなり、丸みを帯びた側面のみが見えています。


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次にちょうど真横くらいから見てみましょう。


上面の円が一直線になり俯瞰でもあおりでもありません。


ここがアイレベル!!


全てのパースは今一直線になっているこの高さに向かって小さくなっていきます。


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キューブでも同じ様に、俯瞰でもあおりでもなく一直線に見える高さがアイレベル(赤線)。



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この赤線より下にあるものは見下ろす俯瞰構図になり、上なら見上げるあおり構図になります。


静物画などの場合は、ほとんどが線より下の俯瞰構図になることが多いため気にしなくても描けますが、


風景画などの場合は特に重要になる概念で、このアイレベルがそのまま地平線になります。


自分が今描いている物を、果たして見上げているのか見下ろしているのか、、


意識して描いてみると、よりパースの理解も深まるでしょう晴れ






さて、次回は「空気遠近法」です。



posted by 月島アートスクール at 10:26| Comment(0) | 絵画講座

2021年04月25日

絵画のパースA

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前回に引き続き、絵画のパースについて見ていきましょうひらめき


建築パースのように正確でなくてもいいというお話でしたが、まず遠近法の最重要の決まり事をおさらいしておきましょう。




■ 近くのものは大きく、遠くのものは小さい。


近くのものは大きく遠くのものは小さく…これが遠近法絶対のルールであり、全てです。


とても簡単そうですねぴかぴか(新しい)


わかりやすく長方形キューブの画像で見ていきます。


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手前の角と奥の角、二箇所を赤線で強調しています。


写真でも手前の線の方が、縦にも横にも長いことが感じられますでしょうか?


試しに奥の赤線をそのまま手前に持ってきてみます。


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このくらい違いました。


こんな控え目なパースでも意外と差がありますね。


ちなみにパースがキツくなるほどこの差は大きく、分かりやすくなります。


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パースがキツくなるのは、対象がすごく近くにある時、もしくはものすごく大きい時(建物など)です。


上の画像は小さな正方形のキューブですが、近くから見ればこんなにパースがつきます。


また、当然ながら実際の作画では縦・横・斜め全ての方向にパースがつきます。


キューブで言うと…


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赤青黄それぞれの色で示した線が正しい長さの関係になっているのが理想になります。


実際に絵を描く上では、例えば”赤のパースには気をつけて描いたけど黄色のパースには気づかなかった”


と言うような事が多くあります。


近くのものは大きく、遠くのものは小さく…たったそれだけの単純なルールではありますが、


意識できるかどうかで絵の説得力がグッと増しますので頑張ってみましょうひらめき


それでは、次回はアイレベルのお話です。

posted by 月島アートスクール at 10:33| Comment(0) | 絵画講座

2021年04月15日

絵画のパース@

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絵を描くとき、奥行きや立体感を出したいという場合に大切になってくるのが「パース」です。


机の上の小物から壮大な風景まで、何を描くにも必要なため苦労する方も多いのではないでしょうかふらふらダッシュ(走り出すさま)


今回は、そんな厄介なパースについてざっくり簡単に触れていきたいと思います。


■ 絵画のパースは建築パースではない!


パースといえば、身近で見かける正確なものはやはり建築パースでしょうか。


設計士など特殊な職業の方が勉強するきっちりしたやつです。大変奥が深く、率直に言って超難しいです。


ご興味があれば大型書店などで建築コーナーなど覗いてみてください。ぶあつ〜い本がたくさん並んでおります。


しかし、大丈夫です!ここで考えたいのは、絵画のパースは正確性だけを追求するものではないという事です。


■ 絵画のパースは基本騙し絵


西洋美術の遠近法の歴史を見ると、それは我々の見ている三次元の世界を二次元の平面に写しとるという挑戦の歴史です。


そんな次元を越えるような事は人間にはできないので、色々な仕掛けを考えて、観賞者にあたかも奥行きがあるように錯覚させようとしました。


そうです。絵画のパースとは、元々今でいうトリックアート、騙し絵だったわけです。


正確性が第一の建築パースとは違い、絵画のパースは、なんとなく奥行きを感じればそれでいいのです!


絵の中に数ある要素の一つと考えて、肩肘張らずに気軽に取り入れてみましょう。


次回は具体的なパースの仕組みを見ていきましょうひらめき





posted by 月島アートスクール at 11:41| Comment(0) | 絵画講座